• 日. 12月 22nd, 2024

~下町物語~

入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、おもしろおかしく書綴るブログである

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また、北海道警察が奇っ怪なレーダー取締機を導入した。
それについて、現時点で分かっている点を書きつつ仕様を考察していきたいと思います。
まずは、レーダー探知機の動画をアップされている
北海の玉さんの動画から、新型の取締機をつけたレーダーパトを見て行きましょう

新型レーダー取締機を搭載したレーダーパトカー

これが、レーダー探知機には探知出来ないレーダー取締機をつけたレーダーパトです。

屋根についてる赤色灯の間に白い箱がのってると思います。
これが今回新しく導入したレーダー取締装置です。

実際に使われているレーザー取締装置は下記の通り照射する為の窓が開いてるのです。

今分かっている事

では、現時点として、分かっている事を書いて行きましょう。屋根の上に搭載している取締機ですが
レーザー取締機と比べると窓が無くなっていることで、レーザーではないという事です。

ボックスの中に送受信用のアンテナを仕込んで電波を照射し、ドップラー効果で速度を計測していると思われます。
さらに追加で北海の玉さんの動画で語られているように、以下の特徴を有してるようです。

・前後から電波を発射して長距離での測定が可能になっている点
 パトカーを発見して速度を落とした時点で既に計測が終わっている点
・複数車線のまたがっての取締も出来る点

どこの製品なのか?

今回搭載したレーダー取締機は、どうも日本無線という会社が開発した
レーダー取締機のようです。日本無線では、昔凄く性能の悪い携帯を作っていましたが
筆者もかなり昔、日本無線製の携帯を持っていました。かなり電波受信感度が悪くすぐ圏外になる代物でした。

日本無線のHPには、該当の取締装置の記載は極秘でやってるのか?
掲載はありませんでした。

ただ、JMAから始まる技適を見てると、海上レーダーが多数ヒットしました。

今回の取締機の型番が分かる資料としては以下の通りです。
海上で展開されているレーダー装置の技術を使って、車載速度計測器を開発したといった感じでしょうかね。

さてと、今回の取締機ですが下記の通りの型番です。
機種名:JMA-401Aらしいです。
内部仕様は、とりあえずはブラックボックスで周波数など一切分からないです。

何故レーダー探知機では探知できないのか?

これは、仕様が公開されていない為、実際どの周波数でドップラー効果を使って
計測しているか?分からないのが原因です。

例えば、TVチャンネルで毎日放送局がチャンネルを変更して放送してると
あれ?今日はうつらないよってなると思います。その状態です。
チャンネルが決まっているから受信出来る訳であって
その周波数がどの周波数か分からないと番組放送してますよって言われても見られないわけですよね。

今までレーダー探知機では、実際の取締機の電波を解析して、その周波数を受信することで
警告を出していました。よって、その周波数から変わってしまうと受信が出来ない訳です。
そして、MSSSみたいに実際で使って居る周波数を可変出来る様な機種も出てきています。
今日は11chで、明日は5chでって事で、毎日・場所や時間帯でチャンネルを変えると
それに対応していないレーダー探知機には察知されません。

これら、最近MSSS対応と歌われている機種は、使われるべき周波数をある程度
決め打ちしスキャンさせて警告をするように、おそらく対応されたんじゃないかと思っています。
実際に技適で申請されていた周波数以外の周波数だったみたい!というのが落ちでした。

下記記事を過去書いてます。

レーダー探知機も限界に?

もしかしたら、近い将来、レーダー探知機も各社手を引くかも知れませんね。
ドップラー効果を使える周波数って割と広いので、下から上までリアルタイムで瞬間スキャンみたな芸風が出来ない為、
どうしても、KバンドとかXバンドとかで決め打ちしてスキャンさせるしかないという結論じゃないかと考察します。

また、受信するアンテナの特性もウルトラ広範囲に受信出来るアンテナなどは作れないと思っています。
日本で使える周波数割り当てからみると、マイクロ波以上が理論的には取締に使える周波数かなと
思ってますが、Kバンド(18~26GHz)が概ねMSSSでは使われていたので、今回はそれ以外の周波数に移行したという事だと思います。
まだまだ、SHFからEHF帯まで上は3THzまであるわけであって、それら全てに対応したアンテナなんて作れないと思ってます。

対策品は出る可能性はありますが、もはや今回もステルス型の超短時間照射みたいなので
使用してる電波を特定解析出来ないくらい短時間しか電波を出していないと言われています。

ただ、不思議なのが、MSSSなどは技適番号取得できるのですが
今回の型番では、技適申請が見つからず、別名なのか?非公開の技適申請が可能になったのか?
全く分からず、知っている方いれば是非教えていただきたいと思っています。

結論

今の所、新型レーダー取締機について対応したレーダー探知機は発売されていない。
そして、対応したレーダー探知機が発売される可能性はないことはないが
技術的に難しい局面が多々考えられる為、レーダー探知機の限界にきてるのでは?ないかと思われる。

ユーザー共有型のねずみ取り情報網を使ったアプリを、皆さんどんどん使って皆さんで
報告し、付近を走行しているクライアントに注意を促すとか、そういうコミュニティの方が
現実問題実現しやすいかも知れません。

あくまでも、2024/06/10時点の情報なので解析も進み、新たな機種が出てきたら
また、情報を掲載しようと思います。

おまけですが

MSSSに完全対応のレーダー探知機を去年導入しましたが、東京で走っている程度では
MSSSに出くわすことも少なくというか無くて、一切検知したことがないので
ぶっちゃけ、都内からあまりでないようであれば、買い換える必要もなかったのか?が
今の所の所感ですね。

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